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中野 正文; 溝尾 宣辰
JAERI-M 8118, 24 Pages, 1979/03
FCAVII-1/90Z-7集合体において、サンプル反応度価値法の適用性を実験的に検討した。模擬制御棒として主にBCピン・クラスタ-B73-16P(B=1.8kg)を用いた。干渉の効果をあらわす補正係数は3種類のBCサンプルB90-1P(B=0.14KG)、BNー16P(B=0.5KG)およびB73-16Pを用いて測定した。B90-1Pサンプルの反応度価値はB73-16Pの約1/7であった。補正係数はサンプルの種類によらず良く一致した値を示した。測定誤差は0.5~1%で、サンプルの反応度価値が小さくなると誤差は大きくなる傾向がみられた。補正係数と単一制御棒反応度価値から求めた複数本制御棒反応度価値は直接測定の結果と非常によい一致を示し、サンプル反応度価値法の有効性が実験的に確認された。実験に用いるサンプルの選択の自由度は高いが、測定精度の点から、対象とする制御棒の1/2或はそれ以上の反応度価値をもつサンプルを用いるのが望ましいことが判明した。
溝尾 宣辰; 中野 正文
JAERI-M 7139, 33 Pages, 1977/07
FCA VII-1 90Z集合体で行なわれたBC模擬制御棒実験に関する解析を行った。VII-1集合体は高遠原型炉「もんじゅ」の工学的モックアップを目的とした集合体である。2次元、X-Y6群拡散計算で体系の反応度および制御棒価値を求めた。12種模擬制御棒に対し、それぞれ衝突確率法で実効断面積を用意した。臨界性の解析結果は-0.65%k/kから-0・77%k/kの過小評価であった。B濃度はおよび濃縮度の異なる12種の制御棒の中心における反応度価値cte値は1.03から1.09の間にあった。Cte値は巨視的吸収断面積の増大に伴って大きくなった。多数本(1~5本)の制御棒価値のcte値は1.04~1.08の間にあった。制御棒の挿入本数の増大に伴ってcte値は下がる傾向にあった。干渉効果は、計算値がは実験値に比べて一貫して弱め合う方向に過大評価の傾向にあった。これらの傾向に関する検討を示してある。